日本庭園付き邸宅の心地よい空間でフレンチを楽しめる

Celestie(セレスティ)

「瑞穂区役所」駅から東へ徒歩5分のところにある「Celestie」。旧家が昭和初期に建てたという日本庭園付き邸宅、黒塀に瓦門の入り口で、一見“フレンチ”とは程遠いイメージだが、ここは界隈では名の知れた名店だ。

Celestie(セレスティ)
Celestie(セレスティ)

オーナーシェフの小澤智晃氏が店をオープンさせたのは2000(平成12)年。「もともと日本料理の板前をやっていたこともあり、古き良き日本の風情が残るこの建物を見た瞬間にグッと来るものを感じた。ここで自分のフレンチスタイルを追求してみたいと思った」と語る。

オーナーシェフの小澤智晃氏
オーナーシェフの小澤智晃氏

小澤氏は、フランスのホテルやレストランで修業した後、帰国。日本でフレンチを手掛けるにあたり心がけていることは「ベースはフレンチだが、その型にこだわりすぎないこと。自分が納得する料理が完成するまで探求心を燃やし続けること」だという。常連客からの注文が多い「鴨とフォアグラと黒ブタ豚足の餃子」は、まさにそれを体現した一皿で、フランスの代表的なクラシック料理「パテ・ド・カンパーニュ」に、中華とイタリアンの要素を絶妙に融合させている。餃子の下にりんごの蒸留酒「カルバドス」を使ったピュレが敷かれ、上にはトリュフ風味のバルサミコソースがかかる。それを口に入れると、全てがマッチするから不思議だ。

「鴨とフォアグラと黒ブタ豚足の餃子」
「鴨とフォアグラと黒ブタ豚足の餃子」

「料理を作っていると、日々様々な気づきがあり、少しずつ改良を加えていくことで味が変わっていくから面白い」と、料理の追及にも余念がない。時には、長良川の鮎と、四万十川の鮎の味の違いを知るために、現地まで赴き、川の水質や匂いなどを観察することもあるのだという。その食材に合った調理法は何かを見極め、食材の持つ味を最大限に生かす料理は、純粋な好奇心と行動力から生まれていることがわかる。

「季節野菜とフォアグラの冷製サラダ」
「季節野菜とフォアグラの冷製サラダ」

「季節野菜とフォアグラの冷製サラダ」、「中国気仙沼産フカヒレと吉野葛の蒸しスープ」は、コースの中の人気メニュー。通年で出されるものであるが、毎回同じではなく、季節ごとの食材がプラスされ、訪れる度にシェフの思いが表現された新たな一皿になる。野菜は、岐阜県本巣産のものを主に使用。「指定注文はせず、農家の方がその時期に美味しいと思った野菜を選んで送ってもらっている」のだそうだ。信頼できるところから入った食材があるからこそインスピレーションが湧き、常に自らの料理を“進化”させつづけることができるのだろう。

日本庭園を眺めることができる窓際席
日本庭園を眺めることができる窓際席

美味しいお料理をいただく空間も申し分なしだ。お庭を眺めることができる窓際席は人気で、特に春には桜の木が目の前に広がる2階の個室部屋は情緒たっぷり。お部屋に置かれた調度品は、足繁く通う常連客のお客様が寄贈してくださった、古美術品なのだとか。

料理は、ランチ、ディナー、それぞれコースで楽しむことができる。落ち着いた雰囲気の中でゆったりゆっくりお食事したいとき、ぜひ利用したい一軒だ。

※本文内のメニューは取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

Celestie(セレスティ)
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区松月町1-3  
電話番号:052-852-6660
営業時間:11:30~15:00(L.O.13:00)、18:00~23:00(L.O.21:00)
定休日:水曜日、第4木曜日
http://restaurant-celestie.com/

詳細地図