スペシャルインタビュー

みんなで子育てする気持ちで施設を運営、名古屋市地域子育て支援拠点「葡萄の木」

「葡萄の木」外観
「葡萄の木」外観

子どもと遊びながら、親子同士の交流もできる名古屋市地域子育て支援拠点「葡萄の木」では、親子が居心地の良い時間を過ごしています。子育てに関する情報を得ることができたり、子育て相談をしたり、講座やイベントなどに参加することも可能。名古屋市から委託を受けて運営をしている「NPO法人 葡萄の木」代表の林薫さんに「葡萄の木」がどのような施設か、また、利用方法などについてお聞きしました。

たくさんのおもちゃが用意されている遊びの広場が人気

「遊びの広場」のようす
「遊びの広場」のようす

――名古屋市地域子育て支援拠点「葡萄の木」とは、どのような場所なのでしょうか。

林さん:子どもが遊べて、保護者もおしゃべりができる、親子がリラックスして過ごせる場所です。「遊びの広場」では、知育玩具や絵本、ボールプール、木製キッチン、乗り物のおもちゃなど、さまざまなおもちゃが揃っているので、好きな遊びを楽しんでもらっています。対象は0〜2歳児と保護者、ママやパパはもちろん、おじいさんやおばあさん、プレママ、プレパパも大歓迎。時間内であれば好きな時間に来て帰って、無料で利用していただけます(新型コロナウイルス感染予防の対策期間は午前と午後の時間制での利用)。また、木曜日は赤ちゃん広場として、0歳から歩き始めのお子さんを対象にしているので、ハイハイ時期のお子さんはいつも以上に落ち着いて過ごせるのではないでしょうか。ベビーベッドを用意していますので、自由に、マイペースに利用していただけます。

小さいお子さんのママ・パパも安心
小さいお子さんのママ・パパも安心

――子育てに関する情報提供や相談もできますか?

林さん:緑区を中心に、名古屋市内の子育て支援施設やイベントなどの情報提供をしていますし、個別で子育て支援員による育児相談も行っています。電話やホームページからのお問い合わせにも応じており、近年はさまざまな育児・子育て相談を受けています。

講座やイベントも、広さを確保した場所で開催

――スケジュールを見ると、講座やイベントを頻繁に開催していますね。

林さん:姿勢や体型を整える「ママエクササイズ」、スキンシップをしながらのリトミック「親子で音楽あそび」、歌やダンスを交えながら英語にふれる「キッズイングリッシュ」など、ママのための講座からお子さんの能力開発につながる講座まで、バラエティに富んだ講座を行っています。七夕やハロウィン、節分といった季節の行事も楽しめます。
月齢が近いお子さんが参加するイベントもあるので、イベントをきっかけに親同士のつながりもできると思います。また、助産師さんや保育士さんとおしゃべりするイベントでは、お話を聞いたり、アドバイスを受けたりすることができます。

育児相談風景
育児相談風景

――コロナ禍での開催は大変だったのではないでしょうか。

林さん:中止や延期をしているイベント、講座もありますが、幸い、私たちの施設の1Fが空手道場になっているので、十分な空間を保ちながら、開催したイベントもあります。

――他団体さんとの合同イベントなどもありますか?

林さん:2021(令和3)年11月5日に、「徳重地区会館」で、「みどり子育てカーニバル2021」を開催します。名古屋市地域子育て支援拠点の団体と緑区の子育て支援を行う団体、合計9団体が参加し、緑区の子育て支援の活動や良さを伝えるイベントを開催します。他団体との交流も深め、情報発信や子育て環境を向上させていこうと思います。

「明日も会いたいな」と思えるコミュニケーションの濃さが特徴

広場はパパも参加しやすい雰囲気
広場はパパも参加しやすい雰囲気

――広場では、どなたがスタッフさんかな?と思うほど、保護者の方とスタッフの方との会話が弾んでいますね。

林さん:そうですよね(笑)。スタッフも子育て真っ最中だったり、経験者だったりするので、保護者の方と同じ目線で対応しています。みんなで子育てをしている感覚でしょうか。友達の家に遊びに行くような感覚で広場を利用していただければと思います。 お昼持参で遊びに来ていただいてもOK。電子レンジやポットなどの調理器具も用意しているので、離乳食や簡単な温めもできます。時間いっぱい、1日ここで過ごされる方もいます。

地域の子育て情報も豊富
地域の子育て情報も豊富

――スタッフさんも相生山エリアに在住されているのでしょうか。

林さん:多くのスタッフが緑区に住んでいます。そのため、病院やクリニックのこと、幼稚園や保育園事情など、地域の情報が豊富です。先輩ママスタッフからは小学校のことなど、教育についてもお伝えすることができると思います。

――スタッフさんが利用者さんと接する時に、心掛けていることはありますか。

林さん:安心してもらえること、悲しい思いをさせないことを心がけています。時には状況次第で、一歩踏み込んでお節介を焼くこともあります。「明日も会いたいな、また来たいな」と思っていただけると嬉しいですね。

「NPO法人 葡萄の木」として、名古屋市内で子育て支援活動中

「NPO法人葡萄の木」代表の林薫さん(右)とスタッフの皆さん
「NPO法人葡萄の木」代表の林薫さん(右)とスタッフの皆さん

――「NPO法人 葡萄の木」は、名古屋市から委託を受ける前にも子育てに関わっていたのですか。

林さん:私自身、養護施設の職員だったことやキッズ空手の指導者だったこと、当時、3歳の長男の子育てをしていたこと、そして、スタッフとして協力してくださる方がいたことなどから、2005(平成17)年に、2歳児対象の幼児教室を開いたことが始まりです。2010(平成22)年には名古屋市の助成金を受けて「つどいの広場 葡萄の木」をオープンし、地域に根ざした子育て支援活動に発展し、2012(平成27)年に、天白区で名古屋市地域子育て支援拠点を開設しました。

――活動場所は名古屋市内に数カ所あるのですね。

林さん:現在、名古屋市地域子育て支援拠点としては、同じ緑区に「蜜柑の木」、天白区に「檸檬の木」、名東区に「林檎の木」を開設しています。天白区では、名古屋市天白区子育て応援拠点「マーガレットま〜ま」も開設しています。言葉や心身の発達の遅れが気になるお子さんと保護者さんを対象にした「名古屋市いこいの家 葡萄の木」も名古屋市からの受託で運営をしています。 全施設でスタッフは30名ほどいて、子育て中の保護者と同じ視線に立ち、接しています。スタッフの中には、保育士の有資格者、民生児童員、また、それぞれ特技をもっているので、さまざまな視点での会話を楽しんでいただけると思います。

公園でリフレッシュできて、子育て中の方とつながりやすい相生山エリア

「葡萄の木」内のボールプール
「葡萄の木」内のボールプール

――相生山エリアの子育て環境はいかがでしょうか

林さん:公園が多くてドングリが実る木も多いので、自然が身近にある印象です。食料品の買い物は「平和堂」や「エクボ」を利用できますし、地下鉄の「相生山」駅から栄方面、「名古屋」駅方面へのおでかけもしやすいですね。新しい住宅地、マンション・アパートが建設されているので、働き世帯や子育て世帯が多く、同じ境遇の方とつながりやすい環境だと思います。名古屋市地域子育て支援拠点「葡萄の木」が仲間づくり、友達づくりのきっかけの場所にしてください。 もし、他地域から引っ越して来られた方など、相生山エリアの子育て情報が知りたい、子育てで困ったことがある、といった場合も「葡萄の木」を頼りにしていただければと思います。施設に設置している緑色の看板を目印にお越しください。お子さんと遊んで、みんなでおしゃべりして、一緒に子育てをしましょう。

「葡萄の木」スタッフの皆さん
「葡萄の木」スタッフの皆さん

名古屋市地域子育て支援拠点「葡萄の木

「NPO法人葡萄の木」代表 林薫さん
所在地: 名古屋市緑区篠の風1-403 日本空手道 東真会 緑本部2F
電話番号: 052-891-1886
URL:http://apple-tree.chu.jp
※この情報は2021(令和3)年9月時点のものです。