教育熱心な家庭の多い汐路エリアの環境や魅力について、「井ノ塾」へインタビュー!
「名古屋市立汐路中学校」「名古屋市立汐路小学校」をはじめ、教育施設が集まった文教エリアとして名高い瑞穂区汐路エリア。教育熱心な家庭が多く住み、エリア周辺には学びをサポートするための学習塾も数多く営業しています。
今回は学習塾の中でも、YouTubeやHPにて勉強方法やエリアの魅力について発信を行っている「井ノ塾」塾長の井ノ口 幹博先生にお話を伺いました。「井ノ塾」は15年前の創設から口コミで広がり、現在も「市立汐路小学校」「市立汐路中学校」の小学生、中学生が多く通っています。他の塾とは一線を画す「井ノ塾」の教育内容を通し、教育熱の熱い汐路エリアの特徴やご家庭の声を伺います。
指導よりも分析・確認・管理・対策を徹底、地域の高い教育需要に応える「井ノ塾」
――まずは「井ノ塾」の沿革について教えてください。
井ノ口塾長:私は大学入学前から、勉強法のブログを書いて発信をしていました。これが思ったよりも反響が大きく、それもあって大学に入ってからは塾講師の派遣アルバイトをしていました。並行して家庭教師やケーキ屋さんのアルバイトもしていたのですが、12月になると繁忙期が重なってしまいまして…家庭教師ではなく、僕のところへ来てもらおうと始めたのがこの「井ノ塾」です。
当時塾講師のアルバイトではさまざまなタイプの塾に行かせてもらいましたが、できる子は伸びるけれど、伸びない子は伸びないという、結果に差が出る塾がほとんどでした。この原因は自宅学習の方法にあると感じていまして、これを含めた教育への疑問や課題を解消するための塾にしていこうと「井ノ塾」を開校しています。
――具体的にはどのような方法でスタートしたのでしょうか。
井ノ口塾長:自分の現状を分析して、先生に相談をして解決する場として塾を使ってもらいたく、「日数無制限、フリータイム、全教科指導」を掲げ塾をスタートさせました。2、3年経ってから現在の形ができあがりはじめ、「勉強を教える」よりも自分で学べる「自立学習」に特化し、スケジュール管理や定着の確認をするアウトプット重視の方法になりました。
今でこそ自立学習や日数無制限の塾が増えていますが、自宅学習すべきところは全て塾でやり、僕ら講師が確認と管理をする形は、当時あまり需要がありませんでした。
そんな中この汐路エリアでは、「井ノ塾」の「自立学習」の仕組みに共感をしてくれる保護者の方が多く、こういった点からも教育需要の高さを感じます。子どもの将来を考え、教育方法に対してしっかりとした考え方を持った方が多い印象です。それに応じるように、子どもたちも一生懸命通ってくれていて、日数無制限なので塾へ来ることは義務ではないのですが、毎日塾へ来る子どもが8、9割ほどとなっています。
――「井ノ塾」で行っている「自立学習」について、具体的にはどのように指導されているのでしょうか。
井ノ口塾長:自分で調べたり、考えたりする練習をします。最初は僕たちと一緒に辞書などを調べ、どうやって考えれば良いかを話し合います。こうした対策を繰り返すうちに勉強法が日々改善されていき、徐々に自分で調べる力がついてきます。自分で学ぶ力さえ身につけられれば、あとは量を増やせば成績は上がっていきます。分析・確認・管理・対策の教育の徹底を心がけています。
子どもを認め、子どもが選ぶ道を応援する汐路エリアの子育て
――「井ノ塾」には近隣の「名古屋市立汐路中学校」、「名古屋市立汐路小学校」に通う子どもも多いと伺いました。ご家庭の教育への向き合い方について、どのような印象をかんじますか。
井ノ口塾長:弥富通校で一番初めに入塾してくれた子が「名古屋市立汐路中学校」の生徒だったので、個人的にも思い入れがある中学校です。
井ノ口塾長:汐路エリアは子どもの教育環境に対し、しっかりしたお考えを持っているご家庭が多い印象です。進学という点においては、中学受験に挑戦する家庭と公立中学校に通わせる家庭の、両方がバランスよく住んでいらっしゃいますね。中学受験をするか否かの方針を、比較的早い小学校低学年のうちに決められる家庭が多いと思います。
また、目指す学校に関係なく、子どものやりたいことや目指す道を応援するご家庭も多い印象があります。例えば、当塾生の中にはピアノで音楽科の学校へ進学した子どもがいます。ガチガチに勉強だけをさせて成績だけで評価をするというよりも、子どもに合う教育や子どもの幸せにつながる教育を望まれる方が多いように感じますね。
面談をしていると、「井ノ塾」の教育方針に理解していただける保護者さんが多いと感じます。これまで教育に関わってきていると、考え方の違いや子どもに合わないことで課題になることがありますが、「井ノ塾」の保護者さんは「今まで受けてきた教育をやらなきゃ」とか「こうした方がいい」といった抑え込み教育をされている方は少ない印象です。自分の考えが第一ではなく、子どもを認め、子どもと考えをしっかり共有できているのではないでしょうか。
――子どもたちの印象はいかがでしょうか。
井ノ口塾長:中学受験に挑戦している子どもは、やはり一生懸命勉強をしていますが、これはご家庭の方針や、子どもたちの意思にもよると思います。先述のように、部活や習い事を一生懸命やりたい子は保護者が応援してくれるためか、やりたいことにも打ち込めている子どもも多いように感じます。たしかに学力が高いエリアですが、「勉強ができなきゃだめ」という考えは全くなく、フラットで、自由な考え方を持った子どもが多いですね。
――「名古屋市立汐路中学校」、「名古屋市立汐路小学校」の雰囲気はいかがでしょうか。実際に通われているご家庭からの声などがあれば、お聞かせください。
井ノ口塾長:保護者の皆さまからお話を聞いている限り、学校で問題が起きているという話はまったく聞きません。「汐路中学校」も「汐路小学校」も、共に学力が高く、校内の雰囲気も良いと聞きます。
井ノ口塾長:この付近には、昔から汐路エリアに住んでいる方が多く、学校や地域のことも深く理解していらして、同じ考え方をもっている方々が集まっていると思います。
「汐路中学校」へは「汐路小学校」と「名古屋市立陽明小学校」の児童が進学しますが、汐路小学校の人数が少ないので、中学校へあがると、陽明小学校出身の生徒に少し圧倒されることはあるようです。ですが、子どもたちも比較的自立した子が多く、教育に対し同じような考え方を持つご家庭が多いからか、すぐに馴染むようですね。
また、「汐路中学校」は吹奏楽部が名古屋市内でトップを争うほど強いと聞きます。やはり、ご家庭もさることながら、学校も勉強だけしていればいいという考えではなく、文武両道ということでしょうね。エリア全体として、子どもを認め、応援してくれている環境が整っており、子どもの自主性に任せているように思います。
高校進学においても、このエリアにはレベルの高い公立学校があるので、中学生も目標をもって勉強に取り組めます。
穏やかでまちがきれい、歩いて気持ちがいい汐路エリア
――汐路エリアは人気だと聞きますが、どのような理由があると思われますか?
井ノ口塾長:瑞穂区全体が道路がきれいに整えられていて、まち並みがきれいですよね。社長さん、起業家、政治家、医師といった方々が多く住まわれていますし、穏やかな雰囲気があり、治安もいいです。交通の便も悪くありませんし、住みやすいまちだと思います。私は学生時代から瑞穂区や昭和区の辺りに住んでいますが、どこか安心感があります。他のエリアも住みやすくてきれいなのですが、このエリアは特にいいまちです。
――子どもたちやこれから汐路エリアに住もうと考えていらっしゃるご家庭に向けてお勧めしたい、お気に入りのスポットはありますか。
井ノ口塾長:山崎川沿いと「パロマ瑞穂スポーツパーク」です。山崎川沿いは春は桜が咲いて、教科書に出てくるくらい有名ですし、川沿いや公園内を散歩するととても気持ちが良く、夜間は街灯がしっかり点くので安心感につながっています。エリア全体としては住宅街が広がっているので飲食店は少なく静かで、自然を含めた景色も美しく、住宅街を歩いていても楽しいです。病院も近くにあるので、住む場所としておすすめできます。
井ノ塾 弥富通校
塾長 井ノ口幹博先生
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区彌富通3-9-1 坂野マンション
URL:https://inozyuku.com/
※この情報は2024(令和6)年7月時点のものです。