歴史と自然が彩る豊明市内、充実した生活利便も魅力の寺池エリアで暮らす

桶狭間の戦いで知られる街

愛知県の中央からやや西に位置する豊明市は名古屋市と隣接し、名古屋都心にアクセスしやすい地の利に恵まれている。1972(昭和47)年に豊明町が市制を施行し、愛知県で30番目の市として豊明市が誕生した。

桶狭間の戦いが行われた場所としても知られ、名鉄名古屋本線「中京競馬場前」駅近くの「桶狭間古戦場伝説地」は国の史跡にもなっている。二村山や勅使池など自然に恵まれていることも特徴だ。

「桶狭間古戦場」
「桶狭間古戦場」

近年は住宅などの開発が進み、都市ならではの利便性も充実。昭和40年代には「名古屋保健衛生大学(現・藤田医科大学)」や「名古屋保健衛生大学病院(現・藤田医科大学病院)」が設置され、地域医療の拠点ともなった。

名古屋市近接で豊かな自然が魅力

豊明市には2024(令和4)年3月現在約68,000人が暮らしている。2016(平成28)年度から始まる『第5次豊明市総合計画』を策定する際、「豊明市のまちづくりを考える市民意識調査」が行われた。この中で定住意向についても質問されており、「ずっと住み続ける」または「できれば豊明に住み続けたい」と答えた市民は74.4%であった。住みやすさについては「住みやすい」と「どちらかといえば住みやすい」という回答を合わせて56.9%となっており、半数以上の市民が豊明市を住みやすいと考えていた。

豊明市の魅力や良い点については「名古屋市や周辺のまちへの交通の便がよい」という回答が最も多く、「大気汚染や水質汚染などの公害が少ない」「医療施設が整っている」「緑が多く、自然に恵まれている」という回答が続いた。

「豊明市の魅力や良い点」に対する回答結果(引用:「豊明市のまちづくりを考える市民意識調査」より)
「豊明市の魅力や良い点」に対する回答結果(引用:「豊明市のまちづくりを考える市民意識調査」より)

この結果から、名古屋市に隣接する好立地で大学病院があり緑も多いことが評価され、定住意向が高くなっていることが伺える。

多彩な機能を持つ子育てアプリも配信

「豊明市役所」
「豊明市役所」

豊明市では子育て支援にも力を入れている。その一つが子どもの成長記録や予防接種スケジュールを作成できる「とよあけ☆子育てアプリ」だ。このアプリでは子どもが遊べるスペースや子育てイベントの情報も随時配信され、必要な時にすぐ確認できるのもうれしい。

2022(令和4)年には「豊明市共生交流プラザ(カラット)」に「子育て支援センターたけのこ」が開設され、プレイルームやままごとコーナーなど子どもがのびのび遊べるスペースも誕生した。

豊かな自然と優れた生活利便を併せ持つ沓掛小学校区

「豊明市立沓掛小学校」
「豊明市立沓掛小学校」

2017(平成29)年に策定された『第3次豊明市都市計画マスタープラン』では将来の都市像を「市民のしあわせを支え続け、未来に向かって活気と活力を生み出す都市」とし、徒歩圏内への生活利便施設の配置、駅や市役所周辺など拠点機能の充実、「前後」駅周辺の活性化などを行うこととしている。

さらに、市内を小学校区をベースに5地域に分け、地域別構想を示した。このうち沓掛小学校区は豊明市の北東に広がり、二村山や勅使池などの自然、また「沓掛城址」などもあり歴史が豊かな街だ。沓掛小学校区では都市計画道路の整備や良好な住宅地の開発を進めるとともに、大狭間湿地、二村山、勅使池などの自然の維持を図るという。つまり、今後も沓掛小学校区では自然が身近で閑静な住宅地という環境が守られることになる。

交通アクセスやショッピング施設にも恵まれた寺池エリア

寺池エリアは沓掛小学校区の南側、愛知県道57号瀬戸大府東海線に隣接しており、交通アクセスに恵まれている。名鉄名古屋本線「前後」駅には約1km、「豊明」駅には約1.5kmの距離で、電車も使いやすい。愛知県道57号瀬戸大府東海線を南へ向かえば、国道23号名豊道路・名四バイパス、伊勢湾岸自動車道「豊明」I.C.もあり、遠方への移動も快適だ。

「豊明」駅
「豊明」駅

愛知県道57号瀬戸大府東海線沿いには「豊明市役所」のほか、「エディオン 豊明店」や「MEGAドン・キホーテUNY 豊明店」などショッピング施設が並ぶ。近隣には「豊明市文化会館」、「豊明市立図書館」といった公共施設がそろい、「前後」駅前にはショッピングモール「パルネス前後」もある。

緑豊かで便利な暮らしが実現でき、定住意向が高い豊明市。なかでも寺池エリアは優れた生活利便と快適な住環境が両立する街だ。