教育環境コラム

「子どもありきの」教育!子どもたちの“生きる力”を育むためのサポートとは

愛知県内で5番目に人口の多い豊橋市。「豊橋」駅周辺の利便性を享受し、「豊橋公園」などの自然に囲まれながらゆとりある生活を送ることができる。また、現在豊橋市では少子高齢化対策として、子育て世代に向けた新たな取り組みを行うとともに、市内に住む子どもたちのために整った教育環境の実現にも取り組んでいる。

人をつなぎ、未来へつなぐ、豊橋の教育

豊橋市では市の未来を担う子どもたちのための教育指針として、「人をつなぎ、未来へつなぐ、豊橋の教育」を掲げている。これに基づき、「豊橋市教育振興基本計画改定版(平成28~平成32年度)」では、「1.学校教育の推進」、「2.生涯学習の促進」、「3.生涯スポーツの促進」、「4.子ども・若者の健全育成」など全7つの基本政策を行っている。特に「1.学校教育の推進」では、教職員の育成から、食育・食農教育の推進、幼保小・小中高連携教育の推進もプランに盛り込まれている。

豊橋市の教育指針(※出典:豊橋市)
豊橋市の教育指針(※出典:豊橋市)

未来につなぐまちづくりをさらに加速

豊橋市の人口は2017(平成29)年1月1日時点で378,018人、愛知県の中で名古屋市、豊田市、一宮市、岡崎市に次いで5番目に多い。しかし、他の地域と同様に少子高齢化によって豊橋市の人口増加率はほぼ横ばいとなっている。そんな中、豊橋市は新たな取り組みを開始。平成30年度予算を「未来につなぐまちづくり予算」として人口減少への対応や未来への投資のために予算を編成。「豊橋型子育て支援」、「子どもたちの学習環境充実」等、全8つの事業をスタートさせた。

平成30年度「未来につなぐまちづくり予算」(※出典:豊橋市)
平成30年度「未来につなぐまちづくり予算」(※出典:豊橋市)

特に「子どもたちの学習環境充実」事業では、小規模小学校での合同授業を行ったり、学力や体力向上を目的として小・中学校にスポーツトレーナーを派遣し、授業の質を高めるなどの新たな取り組みも行っている。

全児童を対象とした、放課後子ども教室「トヨッキースクール」

さらに子どもたちのための取り組みは多方面にわたっている。その一例として豊橋市では、すべての就学児童の放課後の安全を守るとともにさまざまな体験活動ができるようにと、放課後の児童クラブと子ども教室が一体型となった放課後子ども教室「トヨッキースクール」を2017(平成29)年度よりスタートした。これまで自主的に過ごしていた放課後児童クラブの指導員と、多彩な学校支援プログラムを実施してきた放課後子ども教室のコーディネーターらが連携し、全ての児童が参加できる学習支援や体験プログラム、スポーツ活動などを行う取り組みとして注目されている。

市内全小中学校が「ユネスコスクール」に加盟

豊橋市では、2000(平成12)年度より意工夫をこらした特色のある教育活動を展開してきたが、さらに、2014(平成26)年に愛知県で「ESD(持続可能な開発のための教育)ユネスコ世界会議」が開催された際に、市内全小中学校が「ユネスコスクール」に加盟。各学校それぞれの視点で、様々な問題に対処できる子どもたちの育成のため、その教育内容や手法の開発、発展を目指した取り組みを行っている。

豊橋市立新川小学校
豊橋市立新川小学校

例えば「豊橋市立新川小学校」では、「ぼくたち、わたしたちのまち 新川~地域で学び、地域から学ぶ、そして地域を愛す~」をテーマに、これまで異学年交流、保護者連携、地域交流に力を入れてきた。1年生から6年生までの縦割り班で年間を通じた活動を行ったり、老人会の方に教わりながら一緒に草取りを行ったり、保護者ボランティアによる読み聞かせや専門的な知識をもつ外部講師を積極的に招待し学習を深めたりと、多くの取り組みを行ってきた。近年では、さらにこれをESDの推進に結び付けていくため、体系化して実践している。これにより子どもたちが改めて周囲の人たちに見守られていることに気づき、人との関わりやつながりを尊重できるようになっていくことを目指している。

「豊橋市立新川小学校」の取り組み(出典:豊橋市)
「豊橋市立新川小学校」の取り組み(出典:豊橋市)

このほかにも各学校ごとに、外国文化の理解や心身の健康増進、環境学習などはさまざま。それぞれの学校がそれぞれの地域にあった取り組みを研究し、そこから生まれた新たな活動が継続的かつ発展していくようにと努力しているのだ。

公共施設でも子ども教育をサポート

豊橋市が作成する「読書通帳」(※出典:豊橋市)
豊橋市が作成する「読書通帳」(※出典:豊橋市)

市内の図書館でも子どもたちの読書活動を促進する取り組みを行っている。2017(平成29)年7月に豊橋市は市内の小学4年生から6年生の子どもたちに「読書通帳」を始めた。本を読み終えた日、本の名前、作者、感想などを記録することができる「読書通帳」は自分の読んだ本を自由に書き留めておくことがきる。さらに小学生の子どもたちには、読書通帳を5冊貯めると景品がもらえる仕組みもあり、子どもたちが読書を楽しめるような工夫もうれしい。
豊橋市では、市をあげて子どもたちのためにとってよりよい学校、よりよい街となるように様々な活動が行われている。街に住む人々が支援する場も多く、地域全体で子育てをしていくという環境もますます整ってきている。豊橋市は、子どもを持つ親御さんが安心して子どもたちの成長を見守ることができそうな街だ。