植田エリアガイドUEDA

スペシャルインタビュー

みんながいい距離感を保ちながら、のんびり過ごせる「地域子育て支援拠点 きゃら」

天白区植田学区にある「地域子育て支援拠点 きゃら」は親子でゆっくりまったりとした時間を過ごせるひろば。天白区の子育て情報も提供されているため、名古屋市や植田エリアに越してきたばかりのファミリーにも心強い。リピーターも多い「きゃら」の特徴やひろばでの過ごし方を、スタッフの方に伺った。

愛知県名古屋市天白区・名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」
愛知県名古屋市天白区・名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」

予約不要、自分のペースで気軽に利用ができる施設

――まずは「名古屋市地域子育て支援拠点 きゃら」の利用方法を教えてください。

スタッフさん 「名古屋市地域子育て支援拠点 きゃら」は、平日、午前10時から午後3時まで、予約不要、無料で0歳から3歳くらいまでのお子さんとその保護者さんが利用いただけるひろばです。ひろばでは保護者さん同士やスタッフとのおしゃべりしたり、おもちゃで遊んだり、絵本を読んだり、クリスマスやおひなさまなど季節の行事に合わせて簡単な製作を親子で楽しむこともできます。

落ち着いた雰囲気の「きゃら」室内
落ち着いた雰囲気の「きゃら」室内

スタッフさん マンションの一部屋ということもあり、お友達の家に遊びに来るような感覚で過ごしていただけます。お昼の時間は昼食もとっていただけます。平日の利用はママさんが多く、月に1回の土曜日の開所日には、パパさんもたくさん来てくださいます。

施設の名前は「子どもも大人もそれぞれのきゃら(個性)を生かして、自分らしく生きて欲しい」という想いを込めています。

――「きゃら」ならではの特長をお聞かせください。

スタッフさん 名古屋市には地域子育て支援拠点が中学校区に1つあります。きゃらはイベントなどが少ないため、好きな時にふらっと来て、ゆっくり過ごしてもらえる場所だと思います。あまり多くの人と接するのが得意ではない保護者さんも、足を運びやすい雰囲気にすることを心がけています。

ひろばには木のおもちゃをそろえてシンプルな家具を置き、リラックスできる環境をつくっています。スタッフのことは下の名前で呼んでいただき、保護者さんも「○○ちゃんのママ」ではなく、親しみを込めてお名前でお呼びしています。

私たちスタッフは子育てがひと段落したスタッフが多いので、利用者の皆さんには、実家に帰ってきたみたいな感じでお越しいただけるとうれしく思います。

子どもたちだけでなく、保護者の皆さまにも過ごしやすい環境
子どもたちだけでなく、保護者の皆さまにも過ごしやすい環境

――保護者さん同士の関係性については、いかがでしょうか。

スタッフさん お子さんをきっかけに意気投合されて、ほかの地域子育て支援拠点のイベントなどに参加される方もいます。ここで会話をしたことがなくても、公園や健診などでなんとなく顔を知っている方がいたら、話しかけやすいのではないでしょうか。

植田エリアに引っ越したばかりのファミリーも安心

――どのような方が多く利用されている印象でしょうか。

スタッフさん 植田エリアは転勤で来られる方が多いようで、実家が遠かったり、周囲に知り合いが少ない方にも気軽に来ていただいています。

また、進学や就職で一度植田を離れたあと、お子さんを産んでからこちらに戻って来られる方も多くいます。植田エリアが子育てしやすくて住みやすい地域だということを、ご自身が体感しているからではないでしょうか。

初めて来られる方は、毎月20組ほどいます。マンションの一部屋なので、初めての方には少しハードルが高いかもしれませんが、一度入られると、続けて週に何回か来てくださる方もいます。玄関の扉の外に今いる人数を掲示しているので、「今日はのんびり過ごしたいな」「いろんな人と話しがしたいな」などの目安となる工夫をしています。

外に掲示されている中の組数
外に掲示されている中の組数

同じ境遇のママたちが足を運べる日を設定

――開催されているイベントについて教えてください。

スタッフさん 基本はノンプログラムですが、月に1回、講座を開催しています。保育士さんとのおしゃべりや、はじめての離乳食について管理栄養士さんにお話いただくなど、子育てに役立つ知識や情報を提供しています。

そのほか、ここへ遊びに来るきっかけになるような「アラフォーママの会」や、毎週月曜日に「0歳ちゃんのママ・パパたちでおしゃべりしましょ!」の時間を作っています。

イベント情報など、お知らせは「きゃら」内でも掲示
イベント情報など、お知らせは「きゃら」内でも掲示

スタッフさん 「アラフォーママの会」では、同年代のママ同士でおしゃべりをして楽しんでいただいています。

赤ちゃんを産んですぐ1ヶ月や2ヶ月目でも遊びに来ていただきたいですね。「家で子どもと2人きりになり、大人と話がしたかったんです」と来所される方もいるので、子どもを遊ばせる場所という使い方だけではなく、ママの息抜きができる場所としても使っていただきたいと思っています。

子育てを応援する土壌ができている植田エリア

――近隣の保育園・幼稚園や学校、子育て支援施設など、地域との交流はありますか。

スタッフさん 天白区は昔から子育て支援に熱心な方が多く、天白区役所、子育て支援団体、ボランティアさんなどがつながる「子育て支援ネットワークてんぱく」があります。

天白区は横のつながりができているので、情報を共有することができ、困りごとや相談したいことがあったら「こういう所があるよ」と近くの施設や団体さんを紹介しています。私たちも公園や保育園を記した植田学区の地図を手作りで壁に掲示し、みなさんの参考にしていただいています。

「きゃら」の植田学区手作り地図
「きゃら」の植田学区手作り地図

――「きゃら」へ来られるきっかけも、他の施設からの紹介などで知る方が多いのでしょうか。

スタッフさん お子さんの健診時に保健センターから情報が発信されたり、天白区に引っ越しをされてきた方には、子育て情報の冊子をもらったりできるので、そこから情報を得る方も多いのではないでしょうか。年に1回、「名古屋市天白スポーツセンター」で開催している「てんぱく子育てフェア」には、天白区の子育て支援団体が集合します。ここで子育て情報を得ることもできます。

「名古屋市天白スポーツセンター」
「名古屋市天白スポーツセンター」

――「きゃら」の運営団体「一般財団法人 こども財団」も子育てに関する事業をさまざまされていますね。

スタッフさん 「一般財団法人 こども財団」は名古屋市内で、認可保育所事業(リーゴ保育園)、地域型保育事業(リーゴ)、そして、私たちの施設のような地域子育て支援拠点事業などを行っています。

「リーゴ植田保育園」
「リーゴ植田保育園」

お店や各種施設がそろっていて自然も多い、子育てに適した環境

――植田エリアの魅力的なところや、子育て環境としておすすめなコトや場所はありますか。

スタッフさん 地下鉄の駅があるので交通の便がよいですし、「植田」駅周辺にスーパーやドラッグストアがあるから便利ですね。おしゃれなカフェやケーキ屋さんが多いのも特徴なのと、春になるとすぐそこの通りの桜並木がとてもきれいです。たくさんお店がありつつ自然もあって、ちょっと都会、ちょっと田舎のような、住み心地がよいまちだと思います。

「植田」駅周辺の様子
「植田」駅周辺の様子

スタッフさん 小学校や中学校にお子さんが通っている家族の中には、教育熱心な方もいらっしゃるようです。「植田中学校」は4小学校区の生徒さんが集まるマンモス校のため、いろいろな出会いや経験もできます。

――「きゃら」の目の前にある「植田公園」はいかがでしょうか。

スタッフさん 植田エリアは公園も多いと思います。目の前の「植田公園」では、夏祭りやクリスマスツリーの点灯式など、地域の方がイベントを開いていてとても活気があります。

「植田公園」
「植田公園」

――最後に、これから植田エリアに住むことを検討されているファミリーの皆様へ、メッセージをお願いします。

スタッフさん 転勤族の方が多い地域なので、小さいお子さんがいらっしゃる子育てファミリーが多いのが植田エリアの特徴の一つです。お子さんがいらっしゃる方には、「地域子育て支援拠点 きゃら」に遊びに来ていただき、保護者さん同士の交流をしていただけます。天白区、名古屋市の子育て情報も提供しますので、スタッフと何気ない会話をしながらゆっくり、まったり過ごしてください。

愛知県名古屋市天白区・名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」
愛知県名古屋市天白区・名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」

名古屋市地域子育て支援拠点「きゃら」

スタッフさん
所在地:愛知県名古屋市天白区植田3-109 アーストンビル201号室
電話番号:052-875-7575
URL:http://kodomozaidan.com/?post_type=chara
※この情報は2023(令和5)年11月時点のものです。

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